白の中の金色はいつもより映えるようで、仏様の所にだけ温かみがあります。
そんな仏様の見つめる先にあるのが、凍える芭蕉の池です。
これは松尾芭蕉が、この池でかの有名な「古池や 蛙飛び込む 池の音」を詠んだと伝わることに由来します。
芭蕉がここまで来たかは分かりませんが、改めて考えるとこの寺は面白い位置にあるのです。
つまり、大津と宇治の境目辺りでどちらから見ても奥の奥という感じがします。
ただ、瀬田川という大動脈が近くを通っているので昔は違う印象だったかもしれません。
今は様々なことが変わり過ぎて中々に想像しがたいですが、実に興味をそそられます。
(撮影日時2018年1月14日)